2016年 04月 14日
『400年有田の魅力展』貴族の愛した有田焼
江戸時代の創成期の作品から、今も革新を続ける現代有田までが一同に集まったイベントで、連日沢山のご来場がありました。
その中で、丸山先生は「ヨーロッパの貴族を魅了した有田焼」と題してテーブルコーディネート展示をさせて頂きました。かつて、日本の有田焼はヨーロッパの貴族たちを虜にし、後に現在でも有名なヨーロッパの名窯に大きな影響を与えました。そんな時代の当時の貴族たちの有田焼を使ったディナーテーブルを想定してコーディネートしています。
柿右衛門窯・今右衛門窯・源右衛門窯・香蘭社・深川製磁をひとつのテーブルの中で融合させたコーディネートは、有田の方々にも「このような事は未だかつて無かった!」と大変お喜び頂けました。
合わせたシルバーウェアは、フランスのクリストフル。クリストフルの歴史は1830年に始まりました。まだ200年も経っていないという事を考えると、有田焼の歴史の深さには、改めて驚きを感じます。
同じ会場の中では「有田焼 今様の暮らし」と題して、更に2つのコーディネートも展示させて頂きました。おちらは、お酒を愉しむテーブル。
こちらは、ティーテーブルです。カップ&ソーサーは、やはり柿右衛門窯・今右衛門窯・源右衛門窯・香蘭社・深川製磁から1客ずつを選んで組み合わせています。「王妃たちが愛したティーボウルそして、アフタヌーンティーへ」とタイトルをつけました。
400年の歴史の中で、それぞれの時代の求めに応じて人々の生活文化を彩ってきた有田焼。歴史と時の流れを感じ、その魅力を堪能できるイベントに参加させて頂き、本当に光栄なお仕事でした。
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by yokomaruyama
| 2016-04-14 18:02
| テーブルコーディネート